おすすめAIと広告収入頼みのSNSには衰退の未来しかない

SNSがおすすめと称して流してくる投稿にうんざりしている人は多いだろう。でもそう思いながらつい見てしまう。そしてAIは「ユーザーはこういう投稿をよく見る」と学習し、そういった投稿をおすすめとして流し続ける。

いくらウザいと言われようが、時系列で投稿を並べるより、AIが学習した優先度で投稿を並べた方が視聴時間は長くなるらしい。しかしユーザーがウザイと感じていることに変わりはない。

結局、AIはこちらの気持ちなど考慮しない。試聴数が増える、視聴時間が伸びる投稿を優先して流しているに過ぎない。

Twitterのおすすめはネガティブな内容が多い。重箱の隅をつつくような些細なことへの批判、日々生きていれば避けられないような嫌な出来事。そんな内容ばかりだ。

Instagramのおすすめは、何も得るものがない時間の無駄としか言いようのない動画ばかりだ。いつの間にかTwitterも検索タブを開くと、おすすめ動画と称してInstagramと同じような動画を流すようになった。もううんざりだ。

と、これこそTwitterのおすすめで流れてきそうな愚痴だけれど(笑)

企業側に視聴を伸ばして広告のクリック率を高めることにインセンティブがある以上、いくらユーザーがウザいと訴えようが、この状況は変わらないだろう。

しかしユーザーが不満を溜め込んでいることをおろそかにしている以上、今のSNSに未来はないと思う。

異なる収入インセンティブを持つ、新しいサービスが誕生したら、ユーザーは一気にそちらへ流れるだろう。もはやその終焉が待ち遠しいくらいだ。