歌を聴くことにも精神的な害があるように思う
私は共感力が低いせいか歌の良さを理解できず、歌詞のある音楽を一切聞聴かない。詞(ポエム)のようなものも心に響かない。それゆえ思うことだけど鬱などの精神疾患の原因に歌を聴く習慣もあるのではないかと思う。
自分を理解してもらえないことを歌う歌、失恋を歌う歌。これらを耳にすると私はとても不快な気持ちになる。こんなものをずっと聴いていたら鬱病になりそうだと。共感力が低いから聴いても共感しないゆえに強い拒絶反応が起きるのだろう。だから聴き入ることがない。
もちろん私も自分を理解してもらえなかったり失恋したりで傷つくことはあるが、その傷口に塩を塗るようなことはしない。ある程度の年齢になれば、時間が傷を癒すと経験則的に理解する。だからなるべく考えないように仕事や趣味に没頭するよう心掛ける。
もういい年なので達観したところもあり、今や心が傷つくことはあまりなく、そのようなことがあっても数日で忘れるようになった。こういうスルー力の獲得は共感力の低さや歌を聴く習慣がないことが源泉になっているように思う。
傷ついた時、自分の心境を表しているかのように歌に聴き入ってしまう。私にそのような共感力があったなら、今よりずっと精神的に軟弱に、もしくは鬱病になっていたように思う。