専門家1人の案より素人100人が出し合った案の方が問題解決に有効であるという説がある。しかしSNS上でこの言説はあまり有効ではないと思う。

Twitterで多くの人が知らないようなことについて誰かが質問し、多くの人が返信しているうちに答えが見つかる。このようなことは度々ある。しかしこれは個人の疑問について人々が真剣に考えたからであろう。

これが不特定多数を対象とした社会的な事になると話が変わってくる。承認欲求や広告収入など発信する個人の利害が絡んでくるからだ。発信している個人が本当にそう思っているのか、単なるフォロワー集め、広告収入のためのなのかも怪しい。

私はもうSNSの集合知には期待していない。それよりNewsPicksのように専門家との対話記事の方が有用と考える。確かに専門家も間違える。しかしそれでも素人の承認欲求、広告収入目当ての集合知よりは信頼性が高いと思えるからだ。