ふと目について手に取った小説。大学を中退して社会からの孤立や家族に後ろめたさを感じつつコンビニバイトを続ける青年。そこに才色兼備な女子高生が新人バイトとして入ってくる。

ミステリー好きな彼女に振り回されつつ、コンビニを舞台に起きるちょっとした事件を1つずつ解決していく。そんなゆるい小説だと思ってまったり読んでいたら後半予想外の展開に。Amazonのレビュー評価は高くないけど、個人的にはかなりおもしろかったです。

特にヒロイン女子高生の言葉遣いや仕草の描写が私のツボだったようで、冒頭から理想のJK像が私の妄想と共に固まってしまい、それで楽しく読めたというのもあります(笑)

著者は女性でしょうか?著者自身、長年コンビニでバイトされている方で、その経験からコンビニを舞台に小説を書いたそうです。

コンビニという舞台が強く前に出ているようには感じなかったですが、コンビニなしでは生きられないというタイトルの重みは思っていた以上にありました。冒頭の印象からゆるいタイトルだと思っていただけに。

Kindleと紙の本で表紙が違うようで、紙の表紙の方が内容に合っていてよいと思うんだけど、なぜ分けたのだろう。でも紙の表示に描かれているヒロインも私の脳内のそれとはちょっと違うけど(笑)