ネットフリックスで観ました。原作の漫画は読んだことはありませんが、導入から引き寄せるものがあり、最初から最後まで楽しめました。真理の追求、孤高という物語の軸がはっきりしていて、テンポよく話が進んでいきました。

グルメな客=中ボスとの対決を経て、最後はラスボスと対峙みたいな流れで、その過程で生まれる仲間意識、孤高という伏線の回収もわかりやすくも良かったです。

主人公の北田岳(高橋文哉)を演じている人を、このドラマで初めて知りました。純真かつ葛藤を抱えていた若者が、料理の才能を発揮した後は孤高を突き詰め、別人のように変わってしまう。その演技のコントラストが素晴らしかったです。

Wikipediaで見る限り、彼はまだ22歳と若く役者としてのキャリアは4年ほどらしい・・・すごい。天才かもしれない。最近の若い人は演技がうまい人が多いと思う。

若き孤高の天才シェフ、朝倉海(志尊淳)を演じている人は、「どこかで見たことがある顔だなあ。あ、極主夫道でタツの舎弟マサ(アホ)を演じてた人だ!」と気づきました(笑)彼はすでに有名人のようですが、私はテレビを見ないので彼が出演しているドラマを見るのは、これで2回目。

極主夫道とは全然違う役どころでしたが、孤高の天才シェフの雰囲気にピッタリだったと思います。北田岳とは逆のルートを辿っていくような感じで、最後の泣きのシーンも良かったです。

原作の漫画の方も読んでみたいですね。