最近、検索するよりChatGPTに聞く機会が増えた。たいていの場合、検索よりも答えを得るのが早い。便利だと思いながら戦慄もする。人類絶滅もありうるかもしれない、と。

しかし人類絶滅より先にウェブ広告を駆逐してくれそうに思う。ChatGPTに質問すれば必要なことだけテキストで答えてくれる。つまり広告を見る必要がない。

今やブログ記事の広告は目に余る。文章と文章の間に入っていたり、リンクをクリックしたら全画面広告が表示されたり、ノイズ以外の何ものでもない。みんなうんざりしているだろう。

ChatGPTに聞く方が早く、かつ、広告を見なくてよいメリットは周知されていくだろう。ChatGPTが今後も広告を表示せず、月額課金のみを収入源としてくれることを願う。

ユーザーが検索を経由して広告を見なくなれば、ノイズと化したウェブ広告はほとんど駆逐されることになるだろう。しかし記事の書き手の収入源が絶たれてしまい、記事を書くインセンティブがなくなってしまうとLLM AIの学習材料も無くなってしまう。

今後、LLM AIのサービスを運営している会社は、ブログのようなサービスも運営し記事を書いてもらうよう促すようになるかもしれない。AIが記事をスコアリングし、それに応じて書き手にお金を支払う、といったエコシステムが出来上がるかもしれない。(もうあったりして?)

いずれにせよ、そのようなエコシステムが浸透したら、ウェブ広告はほぼ死滅すると思う。順番的に人類はその後だ。